マインドフルネス認知療法(MBCT)6~7月日曜午前にオンラインで開催します

 日時:2024年6月2日(日)~2024年7月28日(日)午前9~11時までの8週間プログラムを行います。

(プラクティスデーは7月14日(日)9~16時)

料金:66,000円(税込)

*MBSRなどの8週間プログラム受講歴がある方に割引があります(他施設:55,000円、当センター:44,000円)

*公式LINEご登録の上で申し込まれた方には、税抜き価格から5,000円引きいたします。

*経済的に困難な方はご相談ください。

無料の説明会を希望者に行います。また申し込みされた方には事前面談を行います。

詳しくは下記の説明をご覧になっていただき、参加希望の方はお問い合わせやSNSのDM、LINEからご連絡ください。

もしくは「申込はこちら」ボタンをクリックし、お申し込みください。その後担当者からご連絡します。

 


MBCTとは

MBCT(Mindfulness-Based Cognitive Therapy マインドフルネス認知療法)は、うつの再発予防のために開発されたプログラムです。Zindel Segal、John Teasdale、Mark Williamsら心理学や認知行動療法分野における著名な研究者により開発されました。MBCTは、Jon Kabat-Zinn博士によるMBSRと認知行動療法を組み合わせて構成されています。著書、” Mindfulness-Based Cognitive Therapy for Depression”は、この手法について詳細な説明がなされており、日本訳も出版されています。

mBCTはどのような人のためのものか

MBCTは、もともとは精神的にひどく落ち込んだ状態の人に向けたものではなく、受講する時点では安定した状態にある人に向けて開発されたものです。中には、過去に何度かうつを経験した人もいるかもしれません。また、抗うつ薬を服用している人もいるかもしれません。

MBSRの構成と同様に、MBCTも8週間にわたり、各回2時間のセッションにより実施されます。こちらも第6週目の後に、終日行うセッションが含まれます。

このプログラムでも、MBSRで行われるボディスキャン、ヨガ、歩く瞑想、座る瞑想などを行います。これらの練習を通じて、参加者は、うつ再発のサインとなる出来事に対し、より上手に対処できるような力をつけていきます。さらに、うつに関する知識習得や、思考と感情の関係性に焦点をあてた認知行動療法の手法も組み込まれています。

MBCTはうつの再発予防にとどまらず、不安症、癌、慢性的疲労等の患者に対しても適用されています。

 


コース概要

標準的なMBCTは8週間にわたり行われ、各回2時間のセッションと、6週目と7週目の間にリトリート形式の終日セッションが行われます。

 

0)事前オリエンテーション

お申し込み後、講師との1対1の面談で、コースの概要、進め方、ルール、8週間をやりぬくための方法などについてミーティングを行います。オンラインで30分程度を予定しています。

 

1)気づきと自動操縦

 私たちはよく「自動操縦状態」になって、無意識に行動しがちですが、何か問題があったときに自動的に反応するのではなく、気づきによって選択肢をもった対応ができていきます。自動操縦から抜け出す方法を探求するために、食べる瞑想を行います。

 

2)頭で生きること

私たちは無意識に、様々なことに関して「判断」することが多いですが、ボディスキャンエクササイズを行うことで、瞬間瞬間の物事に対して、好奇心を持って気づきを向ける実践の機会となります。

 

3)散漫な心をまとめる

心というのはよく「さまよう」ものですが、「今ここ」に意図的に戻ってくる方法を見つけるために、3ステップ呼吸空間法を行います。

 

4)嫌悪を認識する

私たちの人生の中で、困難なことは頻繁に起こってきますが、それらに人生を支配されずに、もっと軽やかに対処するには、自分自身の経験にマインドフルに気づくことなのです。

 

5)許容すること/そのままにすること

私たちは不快さを感じると、早く取り除きたいと思うことがしばしばありますが、それは結局問題を長引かせることが多くあります。コンパッションをもって、物事をあるがままにさせておき、ただ気づき、観察します。

 

6)思考は事実ではない

 私たちの思考は、感情や行動にかなり強い影響を与えていますが、すべての思考は、単なる心の中の出来事であり、思考は事実ではないということに気づくことが大切です。

 

*)Practice Day(リトリート形式)

6週目と7週目の間に、リトリート形式による終日のセッションを行います。6時間ほどをかけて、生活すべてにおいてマインドフルネスを活用していく機会となります。

 

7)どのように自分自身をケアするか

 自分自身の栄養になるような、元気になるようなものは何でしょうか?また、自分自身を枯渇させるような、消耗させるようなものは何でしょうか?

 

8)新しい学びを維持し、広げる

物事に自動的に反応するのではなく、気づきを深め、受容し、マインドフルな対応をすることが役に立つと学びましたが、それらを継続していくには、どのようにしていけば良いでしょうか。

 

それぞれのセッションでは、各週で学んだマインドフルネスのエクササイズから始まります。MBCTで中心となる練習は、ボディスキャン、座る瞑想、3ステップ呼吸空間法などです。コースの期間中、受講者はこれらのうちのいずれかに毎日取り組むことになります。さらに、日常生活をマインドフルに過ごすための課題もあります。これらのエクササイズを通じ、自分自身の思考、身体感覚、感情へのマインドフルな気づきの力を高めていきます。

セッションの中では、受講者自身が日常生活の中で感じたことだけでなく、クラスの中でのエクササイズで気づいたことについて、お互いに気づきを交換し合う場も設定されています。


受講要件

  • Practice Dayを除く8回のうち、最低6回以上の参加が必須となっており、その条件を満たさない場合、参加が認められません。
  • 6回以上の講座に参加した方へ修了証を発行いたします。
  • 個人練習は、145分間の瞑想が求められます。しっかりと時間を確保し、練習を通じて自分自身の体に落とし込んでいくことが必要となります。
  • セッションを欠席または遅刻する場合は、あらかじめ講師へ連絡を行う必要があります。
  • 精神疾患等により医療機関にかかっている場合等、参加が認められない場合があります(事前インタビューで講師より確認があります)。例:境界性パーソナリティ障害、統合失調症、薬物依存、アルコール依存、摂食障害、過去に自殺を試みた経験があること、など。
  • 当コースは医療行為ではなく、またその代替行為ではないことを理解していること。
  • 参加は自らの意思であり、他人から参加させられているのではないこと。
  • グループワークに際しては、参加者お互いに敬意を払い、オープンな心で臨むこと。
  • セッション中には、自分自身の体験についてシェアする場がありますが、シェアすることは強制されるものではなく、またシェアする場合でも差支えない範囲で行います。セッション中に共有されたことは、セッション以外の場に持ち出さないよう、参加者にはお互いに秘密性の約束により安全性への配慮を行っていただきます。 
  • なお、参加者相互のプライバシー保護の観点から、クラスはファーストネームでの参加とし、受講期間中はSNSやメール等を通じた相互のコミュニケーションは原則として行わないこととなっています。

 


キャンセルポリシー

  • 事前面談の結果、申込者理由により、面談後3日以内に参加のキャンセルをメールで申し出た場合、全額を返金致します。もしテキストが手元に届いた後でキャンセルした場合は講師へ返送してください(送料はご負担ください)。
  • 事前面談の結果、講師の判断で受講をお断りする場合、全額を返金致します。それ以外の場合は、返金致しかねますので予めご了承ください。ただし、受講までに別の受講者により参加者の枠が満たされた場合に限り返金致します。