マインドフルネスとは

「マインドフルネス」とは、一言で言うと「気づく」ことだと思っています。

何に「気づく」のかというと、「今ここで感じている体の感覚・思考・感情など」についてです。

 

マインドフルネスには大切な要素がいくつかあって、

・価値判断しない 

・受け入れる 

・手放す 

・初めてやってみる気持ちで

・気長に待つ

・頑張りすぎない

・信じる

それ以外にも、「好奇心をもつ」「選択できる自由がある」「やさしさ」も付け加えたい要素です。

 

例えば、瞑想を行っているときに、全く関係ないことが頭に思い浮かぶ、ということはよくあることですが、そのことについて「雑念が思い浮かんではいけないのに全然できてなくてだめだ!」と思ってしまいがちだけど、そんな風に思わなくて良いよ(価値判断しない)、そしてそんな自分を受け入れ、手放して、また改めて今ここに意識を向け直せば良いよ、という感じです。

 

ちなみに、マインドフルネスは、集中して行う瞑想だけでなくて、日常生活でも日々気づいていくということも大切です。

そして、瞑想も、いろいろな種類があります。五感を通じて行うものや、イメージをしながら行うものもあります。

 

なぜ「気づく」ことが良いことにつながっていくのかというと、「無意識になっていたことに意識を向けることができるようになる」→「ストレスの対処がうまくなっていく」からなのです。

例えば、本来はニュートラルな出来事のはずなのに、いつもネガティブに考えたりすると、毎日が辛く悲しいものになりがちですよね。無意識になっていた思考の癖に気づくと、もう少し客観的になったりして、自分自身や周りを俯瞰して見れたりして、以前よりもイライラすることが減ったり、気持ちが少し楽になるかもしれません。

 

ただ、トラウマなどの嫌なことを思い出したり、今まで見て見ぬふりをしていた自分自身の癖などにも「気づく」ことがあるので、一時的に不快感を感じるかもしれません。しんどくなったら、無理にマインドフルネスを行う必要はありません(上記の通り「選択できる自由」があります)。そんな時は、まさに「今ここ」に戻って、自分自身を労り、癒してあげてくださいね。

 

マインドフルネスが、皆さんの人生の助けになりますように。